2006年06月21日

でむぱが逝く! Vol.2

真夜中に橋の上に居るモノ。

野良猫、浮遊霊、暴走族、死霊、もののけにその眷属。
それから、釣り中?の人間。

たまに蛙の声や電車の音も居る。

先日、通りかかった橋の上に居た幽霊さん。
あぐらをどかっとかいて、何か考え込んでいる。
別に考え込むぐらい好きにやってくれていいとは思うが、
道路の真ん中じゃなくてせめて道路の端っこで考えてくれ。

*** *** ***
夢の中でいつもいく場所。

本屋なのか図書館なのか、本だながずらりと並ぶ部屋がある。
エントランス部分の吹き抜けの天井から、太陽光なのか蛍光灯なのか、
はたまた他の光源なのか、ふわふわとしたやわらかい感触の光が上の方から
落ちてくる。
本を片手にイスに座っていると、すぐ近くのイスに二人連れがやってきた。
何やら話し合っている。

・〜・〜・〜・ ・〜・〜・〜・ ・〜・〜・〜・
『例のあの話し、聞いたか?』
『ああ。外里塚森(とりつかもり)の幽霊騒動だろ?』
『また目撃されたらしいぞ』
『またかよ! もうこれで何度目なんだ? これでは、怖くて外に出られないよ』

(そう話しあっている二人連れの方が幽霊よりも怖い外見をしている)

『それでな。外里塚の近くの名入(ないり)でな、自警団が結成されてあれこれ調べたけれどまだ何も出てこない』
『おいおい。外里塚は、何もやってないのかよ?』
『外里塚が言うには、森の外の事だから、外里塚としては動けないと言っているらしい』
『ちょっとまてよ! 今までは、散々、手を出してきてたじゃなねぇか。ほれ。あれだ…… 例のあれだよあれっ!』
『久打月(くだつき)の一件か?』
『そうそう。それだよ。あれだって外里塚が関わっているんだろ? どうして今回は動かないんだ???』
『動かないんじゃなくて、動けないんじゃないかってうわさもある。確かに外里塚の外で起きてる。でも、境界線のすぐ外側だよ。接してるんだよ。外里塚の動きを考えると動かないのは何かを隠しているからじゃないかって。ほら、ちょっと離れてても外里塚だけじゃなくって全体に影響が出そうな時は、外里塚が出張って処理してただろ?』
『それじゃぁ。一体どうなるんだよ。名入も何もなかったって……本当は知ってて隠してるじゃないのか? あ〜もう〜どうしたらいいんだ。なぁ。夜だけじゃなくて昼間も出歩けないよぉ』

(そう言ってる本人の方がはるかに怖い外見してるんですが……)

『もうしょうがないなぁ。落ちつけ。な。それでだな、昨日な、名入から話しを聞いてきたんだよ』
『ほんとか!! それで、どうなったんだ?何かわかったのか?』
『まぁ。落ちつけ。まだ続きがあるんだからな』
『それでどうなったんだ?今のままじゃ、怖くて無いも出来ないよ』
『名入が言うにはな。あれは幽霊じゃなくってだれかが仕組んだ事じゃないかって事なんだ』
『それ本当か? 本当なのかっ?』
『自警団が動く日に限って何もない。動かないって決めたとたんに騒動だ』
『どゆ事だ?』
『だからだな。自警団に内通者がいるんじゃないかって話しが出て来てな。何も出てこないのもそのせいじゃないかってな』
『だれがやったのかもうわかってるのか?』
『まぁ。待てよ。結論に急ぐなよな。それでだな。名入の自警団の何人かで、海猫亭のマスターにだな、力を借りに行ったんだよ』
『そうか。それで解決できそうなんだ。そこまで聞いたら安心したよ。ちょっと急用を思い出したから先に……』
『まぁ。そう急ぐなって、座りなおせな』
『腕を急に掴むなよ。放してくれよ。急ぐ用事があるんだ』
『今更、急いでもすでに間に合わないよ。座って最後まで聞けよな』

(ん? 何気に急展開?)

『海猫亭のマスターの意見でな、あれこれ整理しなおしてみたそうだ。そしたらな。おもしろい事がわかったらしいぞ。最初だけは本物。最近の幽霊は偽者らしいってな』
『……』
『知りたくないのか? あぁ。もう知ってる事だからわざわざ聞くほどでもないんだな』
『何を言いたいんだ? この腕を放せよ』
『ここの連中には、すでに説明してあるよ。だから騒いだところで無駄だな。最初の幽霊騒動、これだけは、本物だな。外里塚の方で処理しようとしているところに、次の幽霊騒動が起きたんだな。それで、外里塚では、最初の幽霊がすでに捕獲済みの事など、公表せずに動きを見る事にしたらしいんだな』
『……』
『そうそうしている間に、勘違いしたのか乗せられたのか、名入で自警団ってのを作っちまってな。“幽霊”が動きやすくする為の自警団だな。それがあってな。外里塚は、表面上は動けなくなったわけだな。偽幽霊に利用されたらかなわないからな。名入と他が知らないうちに裏で動いていたわけだけどな。それでだな。マスターを通じて名入とその他に連絡が入ったわけだな。外里塚から直接連絡が入れば、ほれその、ナイショにしておきたい連中にもバレるからな』
『そうか。本当に急がないとまずいんだ。そろそろ腕を放してくれよ』
『放せないな。あんたももっと知りたいだろ? それに、急いでも間に合わないといっただろ? 他の幽霊達もそろそろ掴まっている頃だな。無理に腕を振りほどいても無駄な。既に周囲は囲まれているしな』
『いや。彼等がなんとかしてくれるはずだ』
『彼等ってスーツ連中か? あの連中は、まったく関係ないと言っている。だまされたんだな』

(おー。捕り物w捕り物w)

『残念だな。あんたとはいい友達になれそうだと思っていたのにな。最後にこんな別れ方をするとはな』
『彼等は、名入の扉についての情報があれば、返し珠をくれると言ったんだ!』
『それがあの連中のやり方だよな。扉の情報収集の為の幽霊騒動か。最初から騙されていたんだな。ほれ、上から迎えが来たな』

(うわ〜。迎えって羽が生えてる〜天使風味〜って鳥じゃん)

『返し珠か。本当の意味での返し珠の姿を知っていれば、だまされる事もなかったのにな』
『どうしても、返し珠が欲しかったんだ!』
『でもな。あれは“生き返る”のとは、意味が違うな。ゾンビよりもタチが悪いな』
『どゆ事だ?』
『残念ながら時間だな』

(天使じゃなくてこの場合、鳥にだけど、抱えられて上の方へって某アニメのエンディングみたい)

『ところで、どこから聞いていたのかな?』
『えっ? 本を読んでただけですよ〜』

(うっわ〜。モロバレwこっち睨むなよw)

『ではそうするかな。海猫亭であった事がある気がするな』
『ええ。海猫亭にはよく行きますし。見かけても不思議じゃないですよ』
『なるほどな。では、また海猫亭でな』


あ〜もっと詳しく聞きたいっ!
海猫亭に聞き込みにいかなくっちゃw
・・・って海猫亭。どこにあるね? どやっていくあるね?

posted by くらりん at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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